PREGNANCY STAGE

妊娠後期

食べやすさも大切にする時期

ABOUT THIS STAGE

この時期について

妊娠後期は、妊娠前より増えるエネルギーと栄養素を食事全体から補いながら、体調に応じて無理のない量を選ぶ時期です。鉄・たんぱく質・カルシウム、食物繊維と水分を意識し、妊娠中を通じた注意事項も引き続き確認します。

FOOD BASICS

食事の基本

  • 主食・主菜・副菜を組み合わせ、さまざまな食品から必要なエネルギーと栄養素を摂る。過度な食事制限や過食はせず、食事全体で調整する
  • 妊娠後期の付加エネルギー量は、妊娠前の推定エネルギー必要量に対して450kcal/日を加える基準を参考にする。必要な総量は年齢、体格、活動量などによって異なる
  • 一度に多く食べにくいと感じる場合は、体調に応じて無理のない量をとる。食事回数を必ず分けるとはせず、個別の体調に合わせる
  • 鉄とたんぱく質は、肉・魚・卵・大豆製品などの主菜を組み合わせ、特定の食品やサプリメントだけに偏らない
  • カルシウムは、乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などを食事全体に組み合わせる
  • 食物繊維を含む野菜、豆類などを取り入れ、水分も合わせて食事全体で意識する。水分の必要量は体調や生活環境によって異なるため、一律の量とはしない
  • アルコール・カフェイン・水銀・食塩は後期に新たに生じる注意ではなく、妊娠中を通じて確認する。飲酒を避け、カフェインは一日の合計、水銀は魚種と量、食塩は食事全体での摂り過ぎに注意し、食品ごとの加熱や保存も確認する

NUTRIENTS

意識したい栄養素

時期別の基準値は各栄養素の詳細ページで確認できます。

CAUTION COMPONENTS

確認したい注意成分

摂取量や対象食品などの詳しい情報は、成分ごとのページで確認してください。

RELATED FOODS

関連する食品

豆腐

基本的にOK

豆腐は妊娠中も通常の食品として食べられます。豆腐などの伝統的な大豆食品は、他の食品と組み合わせてバランスよく取り入れましょう。

豆類

かつお

基本的にOK

かつおは妊娠中も基本的に食べられます。食品安全委員会では、メチル水銀について特に注意が必要でない魚として案内されています。刺身やたたきなど生または加熱が不十分な状態で食べる場合は、食中毒予防に注意しましょう。

魚介類

小松菜

基本的にOK

小松菜は妊娠中も基本的に食べられる野菜です。葉酸、カルシウム、鉄などを含みます。食事全体のバランスを考えながら取り入れましょう。

野菜

牛乳

基本的にOK

市販の殺菌済み牛乳は、妊娠中も基本的に飲めます。妊娠中は未殺菌の生乳を避け、表示を確認しましょう。

乳製品

ヨーグルト

基本的にOK

一般的な市販のヨーグルトは妊娠中も基本的に食べられます。原料乳や保存方法について表示を確認し、開封後は適切に冷蔵して早めに食べましょう。

乳製品

枝豆

基本的にOK

枝豆は妊娠中も通常の食品として食べられます。大豆食品の一つとして、他の食品と組み合わせながらバランスよく取り入れましょう。

豆類

納豆

基本的にOK

通常の食品としての納豆は、妊娠中も食事に取り入れられます。納豆を一律に危険とは扱いませんが、大豆イソフラボンを濃縮・強化したサプリメントや健康食品を食事に上乗せすることは推奨されていません。

豆類

桜えび

基本的にOK

桜えびは妊娠中も基本的に食べられます。生、釜揚げ、乾燥などの状態を確認し、生で食べる場合は生食用として適切に流通・保存されたものを選びましょう。

魚介類

しらす

基本的にOK

しらすは妊娠中も基本的に食べられ、妊婦向けのメチル水銀注意事項で特別な摂取制限の対象には挙げられていません。しらす干しなどは製品によって塩分量が異なるため、表示を確認しましょう。

魚介類

CAUTION FOODS

注意したい食品

「食べてはいけない一覧」ではありません。種類・量・調理方法など、食品ごとの注意点をご確認ください。

コーヒー

注意が必要

妊娠中にカフェインをゼロにする必要はありませんが、摂り過ぎには注意が必要です。コーヒー以外の飲み物や食品に含まれるカフェインも合わせて考えます。

飲み物

エナジードリンク

注意が必要

エナジードリンクには商品によって多量のカフェインが含まれることがあります。妊娠中は商品表示でカフェイン量を確認し、コーヒー・紅茶・緑茶など他の飲料から摂る分も合わせて考えましょう。

飲み物

まぐろ

注意が必要

妊娠中も食べられますが、種類によって水銀量が異なるため、種類と食べる量に注意が必要です。

魚介類

生ハム

避ける

妊娠中は生ハムを避けましょう。生ハムはリステリア食中毒の原因食品例で、妊娠中の感染は流産や胎児・新生児への影響につながることがあります。

加工肉

スモークサーモン

避ける

スモークサーモンはリステリア食中毒の原因となり得る食品として公的資料に挙げられているため、妊娠中はそのまま食べることを避けましょう。食べる場合は、中心まで十分に加熱された料理を選びます。

魚介類

刺身

注意が必要

妊娠中に刺身を一律に禁止する公的基準はありませんが、生の魚介類にはアニサキスなどによる食中毒リスクがあります。また、魚種によってはメチル水銀の摂取量にも注意が必要です。魚の種類と生食のリスクの両方を確認しましょう。

魚介類

SOURCES

この情報の出典

一般情報としてご利用ください

体調、妊娠経過、持病、医療機関からの指示などにより適切な食事は異なります。個別の判断が必要な場合は、医師・助産師・管理栄養士などへご相談ください。